誰もが「ここじゃなかった」と思う瞬間
働いていると、誰も一度は「ここじゃなかった」と感じる瞬間があると思います。求人票で見たあの言葉、面接で聞いたあの約束。入社してみれば、あれは全部“理想”という名の広告だったと。
「うちは、みんな仲良くてアットホームな職場だから」でも、実際は狭い部屋で小声の悪口が飛び交う。“風通しのいい会社”と書かれているけど、風が通るのは、誰かが辞めたあとにできた穴に抜けてく隙間風です。
理想の職場?そんなものは、どこにもありません。出会えた人はラッキーパンチが当たったか、自分が経営者であるか…社員は本当に幸せか?
その一方で、地獄の職場なら、いくらでもあるんですよね。
理想の職場は幻想にすぎない
職場が地獄になる理由は、人間が集まっているからです。どんなに理念が立派でも、最終的に動かすのは人の感情。完璧な制度も、誰かの都合で簡単にねじ曲がります。仕事の外ではいい人でも、会社では自分を守ることが最優先の“自衛業者”になってしまう。
結局、“理想の職場”というのは、「誰も傷つかない世界」を夢見ているようなものだと思っていて、現実は、誰かの負担で誰かが快適に働いているだけだと感じています。その構造を理解したとき、初めて「理想」が幻想だと気づく。
耐えることが「適応力」と呼ばれる社会
誰かが怒鳴られても、誰も助けない。ミスをした人よりも、空気を乱した人が悪者になる。そんな光景を、誰もがどこかで見たことがあると思います。
それでも人は働く。生活のために、家族のために。「理想の職場」を探すより、「少しでもまともな職場」で生き延びようとする。気づけば、我慢する力が“適応力”と呼ばれ、それが評価されるようになってはいませんか?
仕事は、我慢の対価というけれど、本当は、あなたがその会社に貢献した“価値”の対価であるべきだと思うんです。しかし、会社のやり方の中で結果を出す事が重要で、こうすればいいのに…と思いながら結果を出せずに苦しんでいる人が多いのも現実。
天国はないけど地獄はある
筆者は、毎日ウキウキで出社したくなるような天国のような職場は、ないと言い切ります。でも、今の会社に満足して働いている友人が少なからずいる。そして、世の中には、会社に行くのが嫌で仕方ない人達が溢れています。
仕事、職場という場所に天国はないけど、地獄はあるんです。鬼軍曹のような上司。会社全体で足並みを揃えていても、たった一人の素行で部署全体の空気が悪くなる。求人票に記載されている担当内容と実際の業務内容が違うなんてよく聞く話です。
ただ、地獄のような職場でも、学べることはあります。結果論的に見れば、キャリア形成やスキルアップにもなる。誰かの理不尽に耐えた経験が、正義や成功ではなく「理解し合うための知識」として別の誰かを支える力に変わることもある。
理想の職場がないのなら、せめて、地獄の中で生き残る術を知っておきたい。結局それで自分を守ることが最優先になっているのかもしれません。

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