「悪いのは自分だ」そう思い続けている時期が、誰にだってあると思います。
ミスをしたから。空気が読めなかったから。上司に言われた一言が刺さったから。
でも、本当に“自分が悪い”と言い切れるのでしょうか?
仕事のミス=人格否定だと感じてしまう
多くの職場では、仕事のミスと人格が結びつきやすい構造があります。
「なんでこんなこともできないの?普通は分かるだろ」
本来は“業務上の問題”であるはずなのに、まるで人格そのものを否定されたかのような刺さり方をする言葉。
そこには、日本の職場文化にある「個人の力量に帰属させる」構造が影響していると思います。仕組みの問題も、人員配置の問題も、教育不足も、すべて“個人の能力不足”として処理される構造。
だから多くの人は、ミスをしただけなのに、自分の存在すべてを責めてしまう。
真面目な人ほど「自分が悪い」と先に思う理由
真面目な人ほど、まず自分を疑う。その背景には、“社会的な呪縛”があります。
- 責任感が強い人ほど、自責に寄りやすい
- 我慢は美徳という文化
- 察する力・空気を読む力が求められる社会
- 迷惑をかけない方がいいという価値観
「周りに合わせることができる人=良い人」という評価軸が強く、違和感を抱いた時でさえ“自分の方がズレているのでは?”と考えるようになる。
気づけば、あなたも自然と自分の心の声より、組織の“雰囲気”を優先するようになっていませんか?
上司・会社の構造が自己否定を強める
自己否定を加速させる正体は、会社が持つ構造そのものです。
会社は情報と判断権を握っていて、社員の評価・異動・給与・裁量はすべて上司側にある。そこに歪みがあると、評価される側は自信を失いやすい。
- 見えない評価基準
- 感情的な叱責
- 相談しても「お前の受け取り方が悪い」と片づけられる
- 指示が曖昧だからミスが起きるのに、責任は“あなた”
この構造の中では、どんなに努力しても、悪評を得ると「自分が悪い」という結論に辿り着く。
でも本当は、あなたのせいではない
本当にあなたが悪かったのでしょうか?
多くの場合、それは“あなたの問題”ではなく、環境の問題だと思います。
- 教育が機能していない
- フォロー体制がない
- 過剰な担当業務
- 属人的なマネジメント
- 分業されていない
- 感情で運用される部署
「あなたが悪い」と言われ続けたのは、あなたが悪かったからではなく、その環境が、人を消耗させる構造になっていたから。
抜け出すヒント
“自分が悪い”と抱え込み続ける世界から離れるために、いまの環境のままでもできることを見つけましょう。
- まず第一に、自分を責めないこと
- ミスや業務の偏りを記録する
- 信頼できる人に相談する
- 休むという選択を否定しない
- 転職サイトや外部サービスを見る(逃げ道の可視化)
これは“逃げ”ではありません。自分を守るための行動です。
無理のない範囲で、気になるものだけ読んでみてください
結論
「自分が悪い」ではありません。
ただ、私たちは、その環境で、できる限り戦っているだけです。
攻撃はできないけれど、防御はできる。まずは、自分の心を守るために最善策を。その小さな行動が環境を変えるきっかけになる日がくるかもしれません。

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